【台湾・鶴田屋(3泊4日間総集編)】長崎風味豬排餐(198NTD)

ご注意:今回の記事は、本当にかなり長いです。】
せめて日にちごとに分けようかとも考えましたが、一気に見れた方が良いかと思ってつなげています。トルコライス部分だけ読まれたい方は、こちらのショートバージョンをどうぞ。



最近、中国語講座に通い始めた。神崎です。

以前から「中国語を話せるようになりたいなぁ…」と考えていたところ、タイミング的に格安で受講できる中国語講座を発見。さっそく申し込んで通い始めたところですが、なかなか面白い言語ですね。

まだピンインすらまともに出来ないレベルですが、講座終了時には現地のお店で注文できるレベルくらいにはなりたいところです。

というわけで。(何がそんな訳かは私も不明ですが)

中国語講座にも通い始めたという事もあり、ぼんやりと以前に行った事がある「台湾」にもう一度行きたいなぁ…と想っていたところ、なんと「台湾は台北市にトルコライスを提供しているお店がある」という情報が入ってきました。

さすがに実際に行ってみたところ「閉店してました」なんていう失尾事故は防ぎたいので、コンタクトとれるか(ドキドキしながら日本語で)メールを送ってみたところ、なんと日本語で返答があり、「今でも提供していますよ」と確認がとれました。



台湾。正式には「臺灣」と表記され「麗しの国」とも呼ばれている東南アジアの国。
親日の国としても有名で、東日本大震災のときには世界中で最も多い「200億円以上」もの寄付をして頂き、また救助隊の派遣も素早く行って頂けた、日本人にとって命の恩人とも言える方々の国です。
※当時の政府の対応により、まあ色々と失礼な事がありましたけどね(呆

その台湾で、まさかトルコライスを提供しているお店があるとは、夢にも思いませんでしたが、さすがに海外にまでトルコライスを食べに行くような人間はいないでしょう。












ええ、私を除いては(ニヤリ



というわけで、光の速さでホテルとチケットのパッケージを押さえ、早朝の長崎を愛車で離れ(出発前にファミマで肉まん養分を補給しつつ)、福岡空港へ。
国内線ターミナルから連絡バスに乗って国際線ターミナルへ移動していきます。



↑福岡空港国際線ターミナルにて。いつでも人が多いところです。
写っているのは、同行者の実兄です。(兄弟2人旅でした)




↑12:20発の台北/桃園国際空港行き。2時間前からチェックインできます。


 
↑今回は「エバー航空」をチョイス。チケットがキティちゃん柄になっています。





↑前に貰ったJALラウンジチケットを使える機会!と思ったら、エバー航空ではNGでした。




↑搭乗する飛行機。こちらもキティちゃんがプリントされてます。流行ってるのかな?




↑座席について離陸待ち。モニターにもキティちゃんが飛び回ってます。




↑離陸後、水平飛行になってから一枚。眼下には鹿児島県らしき山々が見えます。




↑国際便のモニターには、こんなコントローラーが付いてます。ちょっと反応悪い…





↑水平飛行に入ってから、十数分でやってきた機内食。こちらもキティちゃん仕様。
トマトベースのソースで炒めた豚肉と、白飯、温野菜にパンとサラダっぽい和え物、チョコレートのアイスクリームにドリンクが付きます。



↑13:40無事に台湾桃園国際空港に到着。時差がマイナス1時間あります。




↑入国審査も無事に終了。今回も「サイトシーイング?」とは聞かれませんでした…
「ノン、コンバット。」と答えて取調室に連行されるのは勘弁なので言いませんが(ぉ
#ネタがわからない方は「劇場版機動警察パトレイバー」を見てください。




↑ツアー会社の混載車でホテルに到着。現地のセブンイレブンでコーヒー(美式珈琲26NTD)を購入。




↑今回は3泊4日(4日目は早朝発なので実質3日間)の予定なので、とりあえず3万円両替しました。取材時のレートでは約7,600ニュー台湾ドルになりました。





↑到着後、一息ついてから台北101へ。入場料は500NTD(1,760円くらい)




↑展望台から台北の街並みを一望できます。長崎に負けず劣らず、台湾の夜景も綺麗です。




↑その後、鼎泰豐(ディンタイフォン)で夕食。まずは名物の小龍包。




↑汁無し担担麺もチョイス。鼎泰豐の担担麺はかなり美味なのです。




↑空芯菜の炒め物も。にんにく風味の炒め物で、これも好きだったりします。




↑その後、近くにある「臨江街観光夜市」へ。




↑ダイレクトな具材をチョイスできる串焼屋台を横目に見つつ…





↑日本では食べる機会が少ない「羊肉の串焼き(35NTD)」を食べてみました。これは美味!!




↑帰りにコンビニで豚肉を使っているっぽいおにぎりと、八角で煮込まれた卵を購入。






【台湾旅行2日目】


↑翌日は朝からセットになっているパックツアーに参加。まあ途中でお土産屋さんや免税店に立ち寄り、色々買わせるという奴ですね。
ツアーの最初は商売と戦いの神様を祀っている「行天宮」に行ってお参りしたり、




「忠烈祠」で衛兵の交代式を見たり、ライフルのまわし方を覚えようと試みてみたり。




お茶セミナーで中国茶の入れ方を覚え、うっかり茶器セットを買おうかと迷ってみたり、




昼食に鼎泰豐のお代わりに行き、デザートに餡子入り小龍包を食べてみたり、




フルーツショップで「釈迦頭(シャカトウ)」を食べて、あまりの美味に驚愕したりしてました。(半分カットで100NTD)




↑夕方からは九份へと登り、千と千尋の神隠しの世界を堪能して、




「呆れた、これみんな食べ物屋さんよ。」と、お母さんのセリフを言いつつ、




↑「お父さんに任せろ、カードだって持ってるんだからな!」と言いつつ、豚さんに変化しない食べ物を選んで食べてみたりしてました。(魯肉包15NTD)



↑夜は士林夜市に出ていき、あちこちの食べ物屋さんを回りました。




↑ニラっぽい野菜を何かの肉で巻いたものなどをつまみつつ、




↑台湾に行った方が衝撃を受ける料理「臭豆腐(揚げ臭豆腐)50NTD」にもチャレンジ。




↑街角でおばあちゃんが作っていたうずら卵の串焼き(20NTD)もパクリ。





↑エアガンを使った射的(10発50NTD)があったので、これにもチャレンジ。途中で弾が出ないように細工してあるみたいでしたね。





↑射的を楽しんだ後は、名物の胡椒餅(50NTD)も。熱々であふれる肉汁がすごい!




↑ホテルに帰る途中、台湾ビール(葡萄)と怪しげなアイスクリームも購入。バニラ味でした。



【台湾旅行3日目】


↑本日はいよいよ本命のトルコライスを出すお店に行く日。
ホテルの朝食はキャンセルして、龍山寺近くのおかゆを出すお店で朝粥を堪能。




↑色々な神様がいる台湾で一番歴史がある龍山寺にもお参り。
縁結びの神様である「月下老人」にもお参りして、運命の赤い糸を貰ってきました。
※縁が結ばれた後は、その人と一緒にお礼と共に貰った赤い糸を返却する決まりです。




↑お参り後は、途中にあった旨げなパンを売る店で、ちょっと買い食い。





↑MRTで龍三寺より移動して「雙連駅」で下車。名物の雙連朝市を眺めてきました。
その後、近くにある大型スーパー「カルフール」でちょっとお買い物。
歩き疲れたのもあり、荷物をホテルに置きに帰えってちょっと休憩。そして…









↑戦闘服(トルコライスTシャツ)に着替え、いざトルコライスを提供するお店へ。








MRT文湖線に乗り、大直駅で降りてから徒歩10分程度。台北でトルコライスを提供しているお店「鶴田屋」さんに無事にたどり着きました。

この大直駅付近は、学生街として有名な街のようで、近くには小学校や中学校など多くの学生が学んでいる街でもあるみたいです。

店内に入ろうとしていたところ、店主らしく方が出迎えてくれました。
このお店に取材に行く際、メールでコンタクトを取っていた「鶴田穏朝」さん。
話を聞いてみると、なんと長崎出身の方で海外のあちこちで店舗の立ち上げを行っているという方でした。

午後2時ごろの到着となってしまい、ランチの営業時間が終了するギリギリの時間帯でしたが、快く受け入れてくださった事を感謝いたします。




↑鶴田屋さんの店内。テーブル席が4席ほどと、子供さんが遊ぶスペースも完備。




↑壁には有名人らしきサインが色々と。中には日本語で書かれているものもありました。


店内を見回してみると、テーブル席が4席と子供さんを遊ばせるスペースが用意されていました。意外にもママさんの利用が多かったりするのでしょうか?

日 本から持ち込んだお土産(福砂屋のカステラ、五島うどんと飛魚だしセット、トルコライスマニアックスTシャツ)を手渡し、「台湾のカステラは日本のカステ ラとまったく違う」という事で話が盛り上がってしまいました。(台湾のカステラはスポンジケーキみたいらしいです。長崎のカステラ職人さん、台湾はスキマ ですよ!)

ひとしきりお話した後、メニューを見せてもらいました。



↑鶴田屋さんのメニューの一部。「長崎風味豬排餐」がトルコライスの中国語訳みたいです。


鶴田屋さんでは「5種類」のトルコライスを用意。全種類のトルコライスを注文したいところですが、胃袋のキャパシティも考えて基本的なトンカツスタイルである「長崎風味豬排餐」をチョイス。
同行者の実兄は、チキンカツスタイルの「長崎風味雉排餐」をチョイスしてみました。


トルコライスの中国語訳は「長崎風味豬排餐」と書かれていますが、これは鶴田さんによる意訳との事です。
台湾の方に「トルコライス」と言っても、中身がわからないので、「長崎の名物料理」として「長崎風味」の「豬排餐(豚肉の食事)」としたそうです。(トンカツだと「豬排」と表記されるみたいですね。)

ちなみに、台湾だと「豚肉」の事は「豬肉」と表示され、「鶏肉」の事を「雉肉」と表記されます。「日式」は「日本式」という意味ですね。
「豬って書いてあるから、猪の肉だっ!」と勘違いされやすいですが、豚肉の事なので要注意です。(本当の猪肉の場合は「山豬肉」という表記になります。)




↑鶴田屋さんの「長崎風味豬排餐(トルコライス)」198NTD(取材時で約700円)




↑同行者がチョイスの「長崎風味雉排餐(チキンカツトルコ)」198NTD




↑プラス50元でスープとドリンク、ミニデザートが付属されます。




↑トンカツは分厚めなスタイル。しっかりとした食べ応えでドミソースもしっかり。




↑具無しのサフランライス・スタイル。香り高い仕上がりです。




↑細めのパスタを使ったトマトソース仕上げ。具材に玉ねぎやベーコンを使ってます。




オーダー後、数分でやってきたトルコライスは、トンカツにサフランライス、トマトソースのパスタとサラダが別皿に入れた上で同皿についてくるスタイル。

メインとなるトンカツは、分厚めな仕様に仕上げていますね。
鶴田さんによると、台湾の方は「メイン」となるものをとても重要視しているとの事で、このトルコライスもメインのトンカツに力を込めていて、分厚く食べ応えがあるようにしているとの事です。

このトンカツの上からは、自家製のドミソースがしっかりとかかっていますね。
このドミソースについても、台湾ではドミソースというものが手に入りにくいため、一からすべて手作りで仕込んでいるとのこと。


具材は入れずにシンプルに仕上げたサフランライスは、香り高い仕上がりでトンカツとドミソースとも相性抜群。
細めのパスタを使ったトマトソースのスパゲティは、玉ねぎとベーコンを具材に使ったスタイル。サッパリとした酸味がある味付けで、分厚いトンカツのコッテリ感とピッタリ合いますね。

水気が他のパーツに混ざらないように、別容器に入ったサラダには、これも自家製というドレッシングが付属されます。ドレッシングに使われているマヨネーズも、台湾のマヨネーズは甘めに作られているようで、日本のものとは違う味わい。
そのため、ドレッシングに入れるマヨネーズから自家製で作られているというのです。





↑付属されてくるドリンク(ホットコーヒーチョイス)とミニデザート。





↑オーナーの鶴田さんと記念写真。長崎の名物料理を台湾で提供されている貴重な方です。



長崎を遠く離れてたどり着いた、台湾は台北市で出会ったトルコライス。
学生街の中にあるお店という事で、学生さんも多く来店されるようですが、サラリーマンの方もランチタイムにやってこられるとの事。
現地の物価状況では、198NTDという価格だと少し高めに感じられるとの事ですが、「日本の料理」は非常に高い人気を博しているようで、多くの方々に愛されているお店のようでした。

親日の国「台湾」で愛されている長崎名物料理「トルコライス」。
これからも台湾の方々に愛される料理を提供し続けてほしい、そんな想いを持ってしまう貴重なお店でした。





■店舗情報■
店名:鶴田屋
住所:台北市中山區大直北安路595巷2弄16號地図
営業時間:月〜金は11:30-14:30 / 17:00-21:30
     土〜日は11:30-15:30 / 17:00-21:30
店休日:月曜日
TEL:02-2532-0102

 




取材終了後、近くのコンビニ(ファミリーマート・台湾では「全家」)で飲み物を購入。
ちょいと一息つこうと、街並みを眺めつつ一服タイム。


↑私がチョイスした「西瓜牛乳」。季節限定です。味は西瓜に牛乳を混ぜた味でした。





↑ホテルに帰ってから、台湾最後の夜。食べ物が旨いという「寧夏路夜市」に行きました。





↑まずは香腸(ソーセージ)をパクリ。実はこれ「臭豆腐入」だったりします。





↑近くにある有名店「鬍鬚張魯肉飯」へ。1杯35NTDという安さ。これも食べたかった念願の名物なのです!





↑さらに夜市の屋台テーブルに座り、牛肉麺(120NTD)をオーダー。
これが器を持てないほど熱々で、ものすごく旨い!濃厚な牛骨の味わいと麺のバランスが素晴らしい!!




↑牛肉麺で脂っこくなった口の中を、近くにあったフルーツドリンク屋さんでサッパリと。
ミックスジュースをチョイスました。





↑ホテルへの帰り道、夜市の中に偶然「龍眼」を売っているフルーツ屋さんを発見!
季節が終わりかけだったので諦めてましたが、思い切って購入。ホテルでむさぼり食べました。(ライチの小ぶりな感じの果物です。ちょっと淡白な味わい)










【台湾旅行4日目】

いよいよ帰国する最終日。
ホテルのロビーに朝5:20集合という早朝行動のため、朝ご飯はバスの中で食べられるお弁当を用意してもらいました。



↑巻き寿司っぽいお弁当。「肉髭」という日本ではなじみが無い「肉でんぶ」が入ってます。




↑台湾桃園国際空港。福岡空港より広くて巨大な感じです。色々な方々がいます。





↑台湾旅行の間で見かける事が無かった(台北101近辺で1台見かけたのみ)自販機を発見!




↑日本でも見かけるジュースから、台湾独自のものなどが目白押し!これは買うしかっ!




↑まだまだお金には余裕があります。20NTDを投入。




↑後ろに写っている「千草蜜」を買いましたが、出てきたのは「蜂蜜冬瓜茶」。これはこれで面白いので良いのです。





↑巨大なキティちゃんワールドが空港内部に展開されてました。やはり人気みたいです。





↑帰りの便は朝7:40発。福岡空港に向けて離陸します。




↑帰りの機内食はこんな感じ。オムレツにハッシュドポテト、野菜類にパンとヨーグルトが付きますね。時間も早いので朝ご飯という感じでしょうか。




↑機内食を食べ終わってしばらく経つと、鹿児島県沖に島々が見えてきました。




↑定刻通りに福岡空港に到着。お疲れ様でした。




3泊4日に渡る台湾旅行(という名前の、初の海外ロケ)
総撮影枚数は1000枚近く。撮影した動画は15GB。トルコライス以外の食べ物も、かなり食べました。(胃薬やカロリミットの恩恵も受けています)

親日の国という事は本当で、行く先々で多くの方々に親切にしてもらいました。
発音がダメダメな私の中国語も、意志を汲み取るように聞いてくれたり、私が聞き取れない中国語を片言の日本語や英語で話すようにしてくれたりする方がほとんどで、感謝感激でいっぱいです。

もう少し話せるように、聞き取れるようになった頃に、再度台湾に行こうと思います。
※そして次はワングレード高い「ヒレカツトルコライス」を食べてみます。



長い記事になりましたが、お付き合いいただきありがとうございます。
台湾以外にもトルコライスがあるという国がありましたら、お気軽にメールしてください。
(財力的に)行けそうなところなら参ります(ぉ

 
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【台湾・鶴田屋】長崎風味豬排餐(198NTD)

MRT文湖線に乗り、大直駅で降りてから徒歩10分程度。台北でトルコライスを提供しているお店「鶴田屋」さんに無事にたどり着きました。

そうです。今回のトルコライスは、日本をちょっと離れて親日として有名な国「台湾」へ行ってきました。
※過程を見られたい方は、こちらの「3泊4日総集編」をご覧ください。

この大直駅付近は、学生街として有名な街のようで、近くには小学校や中学校など多くの学生が学んでいる街でもあるみたいです。

店内に入ろうとしていたところ、店主らしく方が出迎えてくれました。
このお店に取材に行く際、メールでコンタクトを取っていた「鶴田穏朝」さん。話を聞いてみると、なんと長崎出身の方で海外のあちこちで店舗の立ち上げを行っているという方でした。

午後2時ごろの到着となってしまい、ランチの営業時間が終了するギリギリの時間帯でしたが、快く受け入れてくださった事を感謝いたします。




↑鶴田屋さんの店内。テーブル席が4席ほどと、子供さんが遊ぶスペースも完備。




↑壁には有名人らしきサインが色々と。中には日本語で書かれているものもありました。


店内を見回してみると、テーブル席が4席と子供さんを遊ばせるスペースが用意されていました。意外にもママさんの利用が多かったりするのでしょうか?

日本から持ち込んだお土産(福砂屋のカステラ、五島うどんと飛魚だしセット、トルコライスマニアックスTシャツ)を手渡し、「台湾のカステラは日本のカステラとまったく違う」という事で話が盛り上がってしまいました。(台湾のカステラはスポンジケーキみたいらしいです。長崎のカステラ職人さん、台湾はスキマですよ!)

ひとしきりお話した後、メニューを見せてもらいました。



↑鶴田屋さんのメニューの一部。「長崎風味豬排餐」がトルコライスの中国語訳みたいです。


鶴田屋さんでは「5種類」のトルコライスを用意。全種類のトルコライスを注文したいところですが、胃袋のキャパシティも考えて基本的なトンカツスタイルである「長崎風味豬排餐」をチョイス。
同行者の実兄は、チキンカツスタイルの「長崎風味雉排餐」をチョイスしてみました。


トルコライスの中国語訳は「長崎風味豬排餐」と書かれていますが、これは鶴田さんによる意訳との事です。
台湾の方に「トルコライス」と言っても、中身がわからないので、「長崎の名物料理」として「長崎風味」の「豬排餐(豚肉の食事)」としたそうです。(トンカツだと「豬排」と表記されるみたいですね。)

ちなみに、台湾だと「豚肉」の事は「豬肉」と表示され、「鶏肉」の事を「雉肉」と表記されます。「日式」は「日本式」という意味ですね。
「豬って書いてあるから、猪の肉だっ!」と勘違いされやすいですが、豚肉の事なので要注意です。(本当の猪肉の場合は「山豬肉」という表記になります。)




↑鶴田屋さんの「長崎風味豬排餐(トルコライス)」198NTD(取材時で約700円)




↑同行者がチョイスの「長崎風味雉排餐(チキンカツトルコ)」198NTD




↑プラス50元でスープとドリンク、ミニデザートが付属されます。




↑トンカツは分厚めなスタイル。しっかりとした食べ応えでドミソースもしっかり。




↑具無しのサフランライス・スタイル。香り高い仕上がりです。




↑細めのパスタを使ったトマトソース仕上げ。具材に玉ねぎやベーコンを使ってます。




オーダー後、数分でやってきたトルコライスは、トンカツにサフランライス、トマトソースのパスタとサラダが別皿に入れた上で同皿についてくるスタイル。

メインとなるトンカツは、分厚めな仕様に仕上げていますね。
鶴田さんによると、台湾の方は「メイン」となるものをとても重要視しているとの事で、このトルコライスもメインのトンカツに力を込めていて、分厚く食べ応えがあるようにしているとの事です。

このトンカツの上からは、自家製のドミソースがしっかりとかかっていますね。
このドミソースについても、台湾ではドミソースというものが手に入りにくいため、一からすべて手作りで仕込んでいるとのこと。


具材は入れずにシンプルに仕上げたサフランライスは、香り高い仕上がりでトンカツとドミソースとも相性抜群。
細めのパスタを使ったトマトソースのスパゲティは、玉ねぎとベーコンを具材に使ったスタイル。サッパリとした酸味がある味付けで、分厚いトンカツのコッテリ感とピッタリ合いますね。

水気が他のパーツに混ざらないように、別容器に入ったサラダには、これも自家製というドレッシングが付属されます。ドレッシングに使われているマヨネーズも、台湾のマヨネーズは甘めに作られているようで、日本のものとは違う味わい。
そのため、ドレッシングに入れるマヨネーズから自家製で作られているというのです。





↑付属されてくるドリンク(ホットコーヒーチョイス)とミニデザート。





↑オーナーの鶴田さんと記念写真。長崎の名物料理を台湾で提供されている貴重な方です。



長崎を遠く離れてたどり着いた、台湾は台北市で出会ったトルコライス。
学生街の中にあるお店という事で、学生さんも多く来店されるようですが、サラリーマンの方もランチタイムにやってこられるとの事。
現地の物価状況では、198NTDという価格だと少し高めに感じられるとの事ですが、「日本の料理」は非常に高い人気を博しているようで、多くの方々に愛されているお店のようでした。

親日の国「台湾」で愛されている長崎名物料理「トルコライス」。
これからも台湾の方々に愛される料理を提供し続けてほしい、そんな想いを持ってしまう貴重なお店でした。





■店舗情報■
店名:鶴田屋
住所:台北市中山區大直北安路595巷2弄16號地図
営業時間:月〜金は11:30-14:30 / 17:00-21:30
     土〜日は11:30-15:30 / 17:00-21:30
店休日:月曜日
TEL:02-2532-0102

 
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【長崎玉屋1階フードコート】トルコライス(790円)

JuJuの新曲が入ったアルバムを借りようと、レンタル店に行って「じぇじぇのCDはどこですか?」と聞いてしまった。神崎です。

「DVDコーナーはあちらです」と言われながらも、「あ、いや、じぇじぇじゃなくて、えっと、JOJO?」「マンガコーナーは奥の左です。」
などと言ったやり取りを行った事は、ここだけの話にしておいてください。(ズキュゥゥゥン!!←JOJO立ちをしつつ)


まあ、ネタがわかる方が限られる出だしはこれぐらいにしておいて。


今回のトルコライスは、長崎市内中心部は「新大工町」へ行ってきました。
惜しまれながら弊店した、長崎に密着した営業を行っていた「長崎玉屋デパート」があった場所でもあります。

その「長崎玉屋デパート」には、最上階にレストランが存在し、地元長崎市民の胃袋を満たしてくれるポイントでもありました。(タマヤランチなど有名メニューも有)
閉店と共に、このレストランも使用できなくなってしまいましたが、なんと長崎玉屋の1階
で食料品を販売するスペースがあり、その一角で「レストラン(というかフードコート)」も復活し、トルコライスを提供しているという情報が入り、至急、行ってきたのです。


■参考記事:長崎玉屋デパート食堂のトルコライス(2005年3月20日取材)


国道側の入り口から暖簾をくぐって長崎玉屋内に入り、右側へ進むと見えてくるのが、今回の目的地である「長崎玉屋内フードコート」。
お寿司で有名な「若竹丸」さんなども入っているみたいですね。

入り口にあるチケット販売機で食券を購入し、オーダーするスタイルみたいですが、そんな中に情報通り「トルコライス」の文字を光の速さで確認。
間髪入れずにオーダーしてみました。




長崎玉屋1階フードコート内のトルコライス(790円)





基本通りな「薄めのカツ」に、ドミソースもしっかりとかかるスタイル。






細切れにしたピーマンと人参、玉ねぎ、ハムを具材にしたピラフ。薄味仕上げです。







ピーマンと玉ねぎを具材に使ったナポリタン。ケチャップ感をあえて抑えたスタイル。


オーダー後、すぐにやってきたトルコライスは、トンカツとピラフ、ナポリタンとサラダが同皿についてくるタイプ。みそ汁まで付属されています。
昔、最上階で提供されていたスタイルとは、違う感じになっていますね。


基本に忠実な「薄目」のカツは、サクサク度も上々でしっかりとした肉質。
ドミソースもしっかりとかけられており、トルコライスたる構成をしっかりと守っています。
ピーマンと人参、玉ねぎに卵、細切れにしたハムを具材に入れたピラフは、優しい薄味仕立て。どことなく懐かしい雰囲気がしますね。


かつて栄華を誇った長崎玉屋デパート。
ひっそりと食料品を販売していますが、昔の繁栄を取り戻す日を待ち望んでいるような店内で、思い出に浸りながら食べられるトルコライス。そんな事を考えてしまった一皿でした。


■店舗情報■
店名:長崎玉屋デパート1階 フードコート
住所:長崎市新大工町5番35(地図
営業時間:午前11:00〜午後7:30まで
店休日:なし


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行く!撮る!食べる!実食系トルコライス専門ブログ。
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■PS3ソフト「まいにちいっしょ」内の情報番組『トロステーション』に、長崎特集「トルコライス」の画像を提供しました。(2008年5月26日)

■朝日放送系「にっぽん菜発見」に「トルコライス案内役」として出演しました。(2008年2月24日)

■@NIFTY「デイリーポータルZ」特集記事『甘い飲み会』に出演しました。(2008年1月25日)

■RKB毎日放送内「今日感テレビ」でも放送されました。(2007年2月1日)

■NBC(長崎放送)報道センターNBC内の特集に出演いたしました。(2007年1月30日)

■長崎新聞(2007年1月20日付)の『ナガサキフリースタイル』コーナーで紹介してもらいました。(2007年1月20日)

■@NIFTY「デイリーポータルZ」特集記事『男パフェ3(2006年10月21日)』に出演しました。

■KRY(山口放送)でも『ニュースリアルタイム内特集』が放送されました。(2006年7月8日)

■日本テレビ系列「NIB」の『ニュースリアルタイム』(BS日テレでも全国枠で放送)に出演しました。(2006年6月29日)

■@NIFTY「デイリーポータルZ」特集記事『男パフェ(2006年2月11日)』に出演しました。

■@NIFTY「デイリーポータルZ」特集記事『トルコライスのすべて(2006年1月14日)』に出演しました。

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